2025年2月20日に東京都荒川区南千住に岡崎友彦税理士事務所を開業してから、半年が経ちました。
ホームページも手探りで立ち上げ、まさにゼロからのスタートでした。
お客様や関係者の皆様に支えられ、少しずつですが、税理士としての道を歩み始めている実感があります。
このブログを読んでくださっている皆様に、心からの感謝を申し上げます。

本当にありがとうございます。
この半年という節目に、
- 私がこれまで感じてきた葛藤
- 私だからこそ提供できる独自の価値
改めてお話しさせていただければと思います。




安定した公務員からの転身。理想と現実のギャップ





なぜ、19年も勤めた市役所を辞めて、わざわざ独立開業の道を選んだのですか?
これは、私が本当によく聞かれる質問です。
市役所では、
建設、福祉、環境、そして税務と、幅広い行政経験を積みました。
市役所を目指したのも「市民に役立つ仕事がしたい」人に貢献できる、やりがいのある仕事だからです。
しかし、多くの市民の方と接する中で、



もっと一人ひとりに深く寄り添い、喜ばれる直接的なサポートがしたい
特に、制度の狭間で悩む方、資金繰りに奔走する経営者の方を目の当たりにし、税務・財務の専門家として彼らの「右腕」になりたいと決意したのが、税理士を目指したきっかけです。
しかし、その決意とは裏腹に、開業当初は大きな壁にぶつかりました。
市役所ではいわゆる「一般行政職」だったため、民間企業のような営業活動や、ホームページを使った情報発信といった経験が全くありません。
どうすれば自分の想いを伝えられるのか、そもそも私のサービスを必要としている方にどうすれば出会えるのか、毎日が試行錯誤の連続でした。
税理士の担当者変更なしの安心感


そんな葛藤の中で、経営者様に提供しているものが、税理士が自ら直接サポートするというスタイルです。
私がサポートしたいのは、
30〜40代で、事業の成長と家族の幸せをその両肩に背負う、孤軍奮闘する経営者の方々です。
彼らが税理士に求めるものは、単なる記帳代行や申告書の作成でしょうか?
私は違うと考えています。
彼らが本当に求めているのは、事業のことも、家族のことも、そして自分自身のことも理解してくれる、「信頼できる右腕」のような存在ではないでしょうか。
大手事務所では、担当者が数年で変わってしまうことが少なくありません。
ようやく会社の状況を理解してもらえたと思った矢先に、またゼロから新しい担当者に説明し直し…そんな経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。
だからこそ、私は税理士の直接サポートにこだわります。
担当者変更は、一切ありません。
お客様の事業の歴史、過去の失敗、そして未来の夢、そのすべてを私が把握し、長期的な視点で伴走します。



これ、誰に聞けばいいんだろう…
経営者が抱えるそんな些細な、しかし重要な悩みを、いつでも直接私にぶつけていただける。
その絶対的な安心感こそが、税理士が提供できる最大の価値だと。
「守りの税務」と「攻めの財務」の両刀遣いを武器に


手探りの状態から一歩抜け出すきっかけとなったのは、自分自身の経歴と誠実に向き合ったことでした。
業界経験がないことを嘆くのではなく、私にしか持ち得ない武器は何か。それを突き詰めたとき、進むべき道がはっきりと見えてきました。
それが、「守りの税務」と「攻めの財務」の両輪で、お客様のキャッシュを最大化するという独自のサービスです。
【守りの税務】
これは、税理士としての基本業務である、的確な会計処理と申告、法人における企業防衛です。
ここで私の強みとなるのが、TKC全国会への入会により活用できるようになった、膨大な経営データです。
TKCには、同業種の黒字企業の平均データが蓄積されています。
TKC経営指標 WebBAST
これを使うことで、
- 貴社の広告宣伝費は、業界平均より〇%高いです
- 黒字企業になるには、売上原価をあと〇%下げる必要がある?
- 飲食店業界の役員報酬の平均は?
といった、客観的なデータに基づいた、アドバイスが可能になります。
これは、私の経験則だけで語るのではない、経営の羅針盤となる強力なツールです。
【攻めの財務】
そして、もう一つの柱が、19年間の市役所経験を活かした「補助金・助成金の申請サポート」です。
税金を「守る」だけでなく、国や自治体から資金を「攻め」て獲得しにいく。
私は、行政がどのような視点で申請書を読み、何を評価するのかを肌感覚で理解しています。
この視点を活かし、事業計画や申請書の作成をサポートすることで、お客様の事業の成長資金を確保します。
これは、他の税理士にはない、元・行政職員である私だからこそ提供できる価値だと自負しています。
困難を乗り越えた経験が、経営者への「共感力」になる


私がお客様と同じ目線で寄り添いたいと心から願うのには、理由があります。
私自身、市役所に勤務しながら、夫婦共働きで子育てに奮闘する中で、税理士試験という大きな挑戦を乗り越えてきました。
時間のなさ、思うように進まない焦り、そして家族への感謝。
その全てを経験したからこそ、事業と家庭を両立させる経営者の皆様の「大変さ」を、私は心の底から理解できます。
この言葉は、私の本心からのメッセージです。
私が持つ知識やスキルはすべて、お客様が本業に集中し、少しでも多くの時間を家族と過ごすために使いたい。
粘り強く、計画的に目標を達成してきた私の継続力が、今度は皆様の事業を支える力になると信じています。
まとめ


開業当初、税理士のつながりが全くなかった私ですが、この半年で自分自身が大きく変わりました。
税理士会の活動やTKCの研修会に積極的に参加する中で、尊敬できる多くの先輩税理士と出会うことができました。
時には、その豊富な経験と知識をお持ちの先輩方のお手伝いをさせていただく機会にも恵まれ、日々新しい知見を吸収しています。
これらのネットワークは、私一人の知識では解決できない複雑な問題に直面した際に、お客様を守るためのセーフティネットにもなります。
この向上心を忘れることなく、常に学び続け、お客様に最高のサービスを提供していきます。
これからも、
として、皆様の成長のそばに、気軽に頼れるパートナーであり続けたい。
引き続き、岡崎友彦税理士事務所をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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