【報告】税理士として初の無料相談員へ。息子の中学受験から1年。

11月も後半に入り、少しずつ冬の気配が近づいてきましたね。

税理士にとって「冬」といえば、やはりあの季節の到来を意味します。

そう、確定申告です。

今回は、来年早々に私が参加することになった「確定申告無料相談会」について、そして今の私の心境と、去年の今頃の「胃が痛くなるような」思い出について書いてみたいと思います。

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【荒川区】確定申告の無料相談会に参加します!

来年、2026年の1月下旬から2月上旬にかけて、数日間ではありますが、東京税理士会荒川支部が主催する「確定申告無料相談会」に相談員として参加します。

無料相談会とは?

これは、地域の納税者の皆様を対象に、税理士が無料で申告書の作成アドバイスや税務相談に応じるイベントです。

主に、年金受給者の方や、給与所得者で医療費控除を受けたい方、小規模な個人事業主の方などが対象となります。

税理士として登録してから、私にとっては今回が初めての無料相談員としてのデビュー。

参加への想いと「義務」の話

正直に告白しますと、この相談会への参加募集案内には「参加は義務です」といったニュアンスの文言が添えられていました。

税理士会の活動として、会員全員で地域を支えようという趣旨ですね。

もちろん「義務だから仕方なく…」なんてことはありません!

これから本格的な繁忙期を迎える中で、日程を調整するのは確かに大変な部分もあります。

しかし、それ以上に「地域の皆様のお役に立ちたい」という気持ちが強くあります。

普段、事務所にこもって仕事をしていると、どうしても接するお客様が限られてしまいます。

直接、皆様の顔を見て、「ありがとう」「助かったよ」と言っていただける(かもしれない)機会は、税理士としての原点に触れるような気がしています。

もちろん、初めての経験なので

  • 「即座に的確な回答ができるだろうか…」
  • 「時間内に処理しきれるだろうか…」

という一抹の不安もあります。

ですが、それ以上に、様々な事例に触れることで自分自身が税理士として成長できる機会だとも捉えています。

ベテランの先生方もいらっしゃるでしょうから、そういった先輩方の対応を間近で見られるのも楽しみの一つです。


去年の今頃を振り返って~胃がキリキリした日々~

「初めての相談員で緊張する」なんて言っていますが、思い返してみれば、昨年の今頃の緊張感に比べれば、今の緊張なんて健全なものです。

去年の今頃、私はまだ「税理士試験の結果待ち」の状態でした。

税理士試験は8月に実施され、合格発表は11月末。

この「生殺し」のような4ヶ月間が、受験生にとっては本当に辛いのです。

11月のこの時期は、

  • 「あの記述、あれで点数もらえたかな…」
  • 「計算ミスしてなかったかな…」

と、ふとした瞬間に不安がよぎり、胸がゾワゾワするような、落ち着かない日々を過ごしていました。

結果が怖いような、でも早く知りたいような。

あの独特の緊張感は、経験した人にしか分からないかもしれません。

息子の「中学受験」とのダブルパンチ

そしてもう一つ。去年は私自身の試験だけでなく、家庭内も戦場でした。

当時小学6年生だった長男の中学受験が控えていたからです。

自分の試験が終わったからといって、のんびりしている暇はありませんでした。

8月の試験終了後は、すぐに息子のサポート役にシフトチェンジ。

  • 過去問のコピー
  • スケジュールの管理
  • モチベーションが下がった時のケア
  • 塾への送り迎え

まさに生活の中心が「息子の中学受験」でした。

親が勉強を教えるわけではありませんが、精神的なサポートや環境づくりだけでも、親にかかるプレッシャーは相当なものです。

「自分の試験結果」と「息子の合格不合格」。

この2つの重圧が同時にのしかかっていた去年の冬は、今思い出しても冷や汗が出そうです(笑)。

もし今、この記事を読んでいる方の中に、お子さんの中学受験を控えている親御さんがいらっしゃったら、心からエールを送ります。

本当に、親も子も大変な時期だと思いますが、体調だけは崩さないように頑張ってください!


そして迎える、今年の「忙しい冬」

そんな怒涛の昨年を経て、おかげさまで私は税理士として登録し、息子も元気に中学校に通っています。

今年の冬は、受験のプレッシャーからは解放されましたが、その代わりに「税理士としての責任」という新しいプレッシャーとやりがいを持って迎えることになります。

無料相談会での実務、そして自身の事務所での確定申告業務。

今年の冬も、また違った意味で「熱く、忙しい冬」になりそうです。

最後に:確定申告はお早めに!

最後に、税理士らしく少しだけアドバイスを。

これから年末にかけて、領収書の整理などは早めに進めておくことを強くおすすめします!

「年が明けてからでいいや」と思っていると、あっという間に2月、3月になってしまいます。

もし、ご自身での申告に不安がある方や、

「今年はインボイスも始まったし、どうすればいいか分からない…」

「副業の収入が増えてきたから、ちゃんと節税も考えたい」

といったお悩みをお持ちの方は、無料相談会を利用するのも一つの手ですし、もちろん私ご相談いただいても構いません。

30代・40代の子育て世代の経営者・個人事業主の方の悩み、痛いほど分かります。

同じ目線で、親身にサポートさせていただきます。

寒くなってきますので、皆様もお体には気をつけてお過ごしください。

会場でお会いできる方がいれば、その時はどうぞお手柔らかにお願いします(笑)。

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この記事を書いた人

元・市役所職員の「ひとり税理士」。3児の父。
東京都荒川区在住、東京理科大学大学院修了。
19年間の公務員経験を経て、現在は独立・起業まもない方を中心に、完全オンラインで税務サポートを提供中。

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