【営業ハック】メールの自己紹介に「ストレングスファインダー」を貼った結果

こんにちは、税理士の岡崎友彦です。

最近、ビジネスの現場でもオンラインでのやり取りが当たり前になりましたよね。

Zoomでの面談や、チャットツールでの連絡。

便利になった一方で、少し寂しさや難しさを感じることはありませんか?

特に、初めてお問い合わせをいただいた方への「自己紹介」。

対面であれば、雰囲気やちょっとした雑談で「人となり」を伝えられますが、メールの文面や画面越しだと、どうしても情報が「無機質」になりがちです。

特に私は税理士という仕事をしていますが、世間一般のイメージってどうでしょうか。

「堅そう」「細かそう」「怒られそう(笑)」……なんて思われがちです。

そこで最近、ある実験をしてみました。

「自己紹介メールに、自分の取扱説明書(ストレングスファインダーの結果)を添付してみる」 という試みです。

これが意外にも、お客様からの反応が良く、営業の手応えを感じています。

今日は、どの業種の方でも使える(かもしれない)、この「自己開示営業術」についてシェアしたいと思います。


目次

そもそも「ストレングスファインダー」って?

ご存知の方も多いと思いますが、ギャラップ社が開発した「クリフトンストレングス(通称:ストレングスファインダー)」のことです。

書籍『さあ、才能に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0』に付属しているコードを使ってWebテストを受けると、34の資質の中から、自分の強みとなる「トップ5」が分かるというものです。

\客観的な目線の自己紹介で信用力を高める/

これは単なる性格診断や占いではありません。

自分が無意識にやってしまう思考の癖や、行動パターン、何に喜びを感じるかという「才能の源泉」を言語化してくれるツールです。

私は以前このテストを受けて、自分の強みを把握していたのですが、ふと思ったのです。

「これ、自分を知るためだけじゃなくて、相手に自分を知ってもらうための最強のツールになるんじゃないか?」

と。


問い合わせメールに画像を添付してみた結果

きっかけは、ホームページから頂いたあるお問い合わせへの返信でした。

通常であれば、 「お問い合わせありがとうございます。税理士の岡崎です。面談の日程ですが……」 と事務的に返すところです。

しかし、税理士選びで一番大切なのは「相性」です。

経営者の悩みという、非常にデリケートなお金の話をする相手ですから、「この人なら話しやすそうだな」と思ってもらえなければ、契約には至りません。

そこで私は、自己紹介の文章の後に、私のストレングスファインダーの結果画像をポンと貼り付けてみました。

そして一言、「私はこういう資質を持った人間です。相性の参考にしてください」と添えたのです。

するとどうでしょう。

返信をくださったお客様のトーンが、明らかに柔らかくなったのです。

文字だけのやり取りの中に「人間味」が生まれ、一気に距離が縮まった感覚がありました。


公開!税理士・岡崎友彦の「5つの強み」

では、実際に私が提示した結果を見ていただきましょう。これが「岡崎友彦」という人間の構成要素です。

私のトップ5の資質は以下の通りです。

  1. 調和性
  2. 成長促進
  3. ポジティブ
  4. 公平性
  5. 適応性

こうやって並べてみると、我ながら「なるほどな」と思います。

これを提示することで「私がどんな税理士なのか」が手に取るように分かっていただけると思います。

それぞれ、私の業務にどう活きているか、少し解説させてください。

1. 調和性(Harmony)

意見の一致を求めます。意見の衝突を嫌い、異なる意見でも一致する点を探ります。

これは私の税理士としてのスタンスそのものです。 税務調査の現場などでは、税務署と納税者の意見が対立することがあります。

そんな時、私は「戦う」のではなく、お互いの着地点を見つけ、平和的に、かつお客様が納得できる解決策を探るのが得意です。

「オラオラ系」で税務署と喧嘩する税理士をお探しの方には合わないかもしれませんが、無用な争いを避け、スムーズに事業を進めたい方にはぴったりの相性だと言えます。

2. 成長促進(Developer)

他の人の持つ可能性を認識し、それを伸ばします。小さな進歩の兆候を見逃さず、成長の証に満足感を得ます。

元公務員(松戸市役所)から税理士になったり、ブログを書いたりしているのもこの資質のおかげかもしれません。

私は、顧問先の社長が「売上が上がった!」「新しい事業がうまくいった!」と報告してくれる時が一番嬉しいのです。

数字のチェックだけでなく、「どうすればもっと良くなるか」を一緒に考え、お客様の成長を応援することに喜びを感じます。

3. ポジティブ(Positivity)

情熱的であり、しかも自然にその熱意を人に分け与えることができます。生き生きとしており、他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせることができます。

税金の話や資金繰りの話は、どうしても暗くなりがちです。

でも、私は打ち合わせが終わった後に「よし、また明日から頑張ろう!」と社長に思ってもらいたい。

「相談すると元気になる税理士」でありたいと思っています。

ネガティブな状況でも、必ず打開策はあると信じて明るく接します。

4. 公平性(Consistency)

あらゆる人を平等に扱う必要性を確信しています。明確なルールを定め、それに従うことで、世界のすべての人を公平に扱おうとします。

ここは税理士として非常に重要な部分です。

特定の誰かだけを特別扱いしたり、ルール(税法)を曲げたりすることは好みません。

「正しいことを、正しくやる」

コンプライアンスを守り、クリーンな経営を目指すお客様とは、最高のパートナーになれる自信があります。

5. 適応性(Adaptability)

流れに沿って進むことを好みます。「今」を大切にし、それぞれの時点で進む方向をひとつずつ選択することにより、将来を見極めます。

今の時代、税制もビジネス環境も目まぐるしく変わります。

インボイス制度、電子帳簿保存法……変化の連続です。

私はガチガチに計画を固めるよりも、「変化が起きたら、その都度ベストな対応をすればいい」と柔軟に考えるタイプです。

急なトラブルや方針転換にも、「じゃあ、次はこうしましょう!」と臨機応変に対応します。


なぜこれが「営業」に効くのか?

自分の資質を晒すことは、ある意味で「弱み」を見せることにもなりかねません。

例えば「調和性」が高い私は、「競争性」や「指令性」を求めるお客様には物足りないかもしれません。

しかし、だからこそ営業に効くのです。

① ミスマッチを事前に防げる

これが最大のメリットです。

もしお客様が「税務署とは徹底的に喧嘩してでも税金をゼロにしてくれ!」というタイプの方だとしたら、

「調和性」や「公平性」が高い私とは相性が悪く、契約後にお互いが不幸になります。

事前に資質を見せることで、「自分と合うお客様」を引き寄せ、「合わないお客様」を自然とフィルタリングできます。

② 心理的ハードルが下がる

「税理士」という肩書きではなく、「岡崎友彦という人間」に興味を持ってもらえます。

「ポジティブ」や「成長促進」というキーワードを見るだけで、

「この人なら怖いことは言わなそうだな」「応援してくれそうだな」

という安心感を与えられます。

③ 話のネタになる

ストレングスファインダーは知名度が高いので、「私のトップ5はこれなんですよ」と言うと、「へえ!私は『最上志向』です!」といった具合に盛り上がります。

共通言語があることで、初対面の緊張が一気に解けます。


皆さんの営業にも取り入れてみませんか?

この方法は、税理士に限らず、フリーランスの方、コンサルタント、営業職の方など、「人」が商品の一部であるビジネスをしている方なら誰でも有効だと思います。

やり方は簡単です。

  1. ストレングスファインダーを受ける(まだの方はぜひ!『さあ、才能に目覚めよう』を買いましょう)
  2. 結果の画像をスクリーンショットする
  3. 問い合わせの返信メールや、プロフィールの資料に貼る
  4. 「相性の参考にしてください」と一言添える

たったこれだけです。

最近では、Zoomのバーチャル背景に自分の資質TOP5を書いている方も見かけますね。

あれも素晴らしいアイスブレイクになります。


まとめ

営業とは、単に商品を売り込むことではなく、「信頼関係の入り口を作ること」だと思います。

自分の強みも弱みも含めて、「私はこういう人間です」と先にオープンにすることで、相手も安心して心を開いてくれます。

特にオンライン中心の今だからこそ、こういった「人間味」のあるアプローチが、相手の心に響くのかもしれません。

私の「調和性」や「成長促進」の資質が、この記事を読んでくださったあなたのビジネスのヒントになれば、こんなに嬉しいことはありません。

もし、「ポジティブ」で「成長促進」な税理士をお探しの方がいらっしゃれば、ぜひお気軽にお声がけください。

あなたの事業の成長を全力でサポートさせていただきます!

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この記事を書いた人

元・市役所職員の「ひとり税理士」。3児の父。
東京都荒川区在住、東京理科大学大学院修了。
19年間の公務員経験を経て、現在は独立・起業まもない方を中心に、完全オンラインで税務サポートを提供中。

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