みなさんは会計ソフトは使っていますか。
会計ソフトとは、商売をしている人が、日々の取引をパソコンやクラウドに記録していくものです。
事業をしている方は、個人事業主、法人問わず会計システムを使って記帳されているのではないでしょうか。
また、事業主の方で税理士や会計事務所を使って記帳代行をしている方も、裏では会計システムを使って、取引が記録されています。
会計ソフトでよく聞くのは
- マネーフォワード
- freee
- 弥生会計
- 勘定奉行
でしょうか。
使っているものはありましたか?
クラウド会計ソフトの利用シェア
個人事業主向け会計ソフトのシェア
株式会社MM総研が行ったwebアンケート調査によると、2025年3月のクラウド会計ソフトの利用者のうちソフトはシェアは以下でした。
- 弥生が55.4%
- freeeが24.0%
- マネーフォワードが14.3%
- その他6.3%

クラウド会計ソフトの利用率が38.3%に増加
2025年3月末時点で、個人事業主のクラウド会計ソフト利用率は38.3%となり、前年から4.6ポイント増加しました。これは、行政手続きのデジタル化やインボイス制度の開始が後押しとなり、クラウド会計ソフトの普及が加速していることを示しています。
クラウド会計ソフト市場は上位3社で寡占状態
クラウド会計ソフトの事業者別シェアでは、弥生が55.4%でトップ、次いでfreeeが24.0%、マネーフォワードが14.3%となっており、上位3社で市場の93.7%を占めています。
行政のデジタル化がクラウド会計ソフトの利用を促進
青色申告特別控除の電子申告要件やインボイス制度の導入など、行政手続きのデジタル化が進む中、クラウド会計ソフトの利便性が広く認知され、個人事業主の利用が増加しています。
法人向け会計ソフトのシェア
株式会社MM総研が行ったwebアンケート調査によると、2017年8月のクラウド会計ソフトの利用者のうちの使用ソフトのシェアは以下でした。
- クラウド会計ソフト freee(freee):32.3%
- MFクラウド会計(マネーフォワード):19.2%
- 弥生会計オンライン(弥生):15.4%
- ネットde会計(パイプドビッツ):13.8%
- ClearWorks会計ワークス:10.0%
- ハイブリッド会計ソフトCrew:7.7%
- その他:1.5%

1. クラウド会計ソフトの利用率は14.5%
調査対象となった従業員300人以下の中小企業等8,851社のうち、会計ソフトを利用している企業は54.1%で、その中でクラウド型会計ソフトを利用している企業は14.5%にとどまりました。
2. 導入の主なメリットはコスト削減と情報の集約管理
クラウド会計ソフトを導入する目的として、「経理・会計業務にかかる人件費の削減」(30.8%)や「ソフトウェアにかかる費用の削減」(28.5%)、「クラウド上で情報を集約管理するため」(23.1%)が挙げられました。また、「セキュリティの向上」を目的とする企業も増加傾向にあります。
3. クラウド会計ソフトのシェアは「freee」が首位
クラウド会計ソフトの導入シェアでは、「freee」が32.3%で首位となり、次いで「MFクラウド会計(マネーフォワード)」が19.2%、「弥生会計オンライン」が15.4%、「ネットde会計」が13.8%と続きました。
だそうです。(法人は2017年が最新でした。)
個人事業主は、弥生がダントツ!法人になるとfreeeがトップ!でした。
みなさんは会計(税理士)事務所を選ぶ際は何を基準に選びますか。
会計(税理士)事務所によっては、会計システムを指定したり、使うように求めてくると思います。
これは、しょうがないと思ってください。会計事務所も人件費などで、学習コストが掛かってしまいますから、ある程度、会計ソフトを選ぶというのが経営上には必要な判断だと思います。
マネーフォワードとTKCシステム
今回は、会計事務所が使う会計システムのうち、マネーフォワードクラウドとTKCシステムを取り上げます。
会計事務所が使う場合のメリットやデメリットを挙げてみました。
事業者(≠会計事務所)が使う場合ではありませんので、事業者の方は参考程度としてください。
マネーフォワードクラウド
マネーフォワード株式会社は、クラウド会計や経費精算ソフトを提供する、業務効率化支援のSaaS企業。

会計・請求書・経費・給与・勤怠・年末調整・社会保険・マイナンバー・債務支払・人事管理・契約の11システムがパッケージになっています。
- 自動連携機能やAI機能が強い
- 時代的に勢いがある会計(税理士)事務所が導入の会計システムではNo1
- リベシティでは、マネーフォワードがオススメされており利用者が多い
- リベシティ=は、Youtube「リベ大」チャンネル登録者数285万人(2025.5.25現在)のオンラインコミュニティ)
- 利用料がそこまで高くない
- 税理士の立場でいうと申告ソフトは未搭載のため、申告ソフト(達人など)が欲しくなる
- 給与計算・社保計算、債権管理などの11システムが1契約でパッケージで使える。
TKCシステム
株式会社TKCは、税理士・会計士向けに業務支援ソフトを提供する、会計・税務分野に特化したIT企業。

- 法人申告や諸届出が一つのシステムで可能
- 経営分析機能も一つのTKCシステムで可能
- 研修が随時行われている。(中央大学との協力で判例研究あり)
- 新規入会者にはメンターのような先輩税理がついて、助言アドバイスがもらえる。
- 税理士間の横のつながりがある。
- 月1度の顧問先との面会を推奨している
- TKCの担当とも1回/月の面会の機会があり、情報がもらえる
- 一定期間経過後の帳簿の修正等はできない
- 銀行や税務署からの信頼性は高いらしい
- 関与先(顧問先)が使う会計システムは会計事務所と契約する
- 高い
まとめ
マネーフォワードはスマートな会計システムで、会計以外の経費精算や債権管理、契約システムなど、多数のシステムを総合パッケージで利用できるオールラウンダー
TKCシステムは、利用料が高いが、税務や会計事務所に特化したシステムであり、やや規模が大きい関与先向け。TKC担当や先輩税理士とのつながりからのサポートももらえる老舗のイメージ。
どちらも一長一短ではあります。
経営の分析や予実管理はTKCシステムに歩があります。理系出身なので、数字を扱うことには全く抵抗はありません。
皆さんは、使ってみたい会計システムはありますか。
お読みいただきありがとうございました。
40代の市役所出身税理士です。マネーフォワードクラウド公認メンバー。

市役所時代の経験に、親身にそして行動力をもってサポートすることが信条です。
ぜひ、ご活用ください。
サービスや料金はコチラ↓

GWに宮古島に行ってきました。
友達家族も宮古島に来ていたため、シュノーケリングや海水浴では子どもたちも大はしゃぎ、そして大人の数が増えるとのんびりできる時間も増えます。
リフレッシュできました。宮古島が大好きです
いつか、宮古島で活動する完全オンライン税理士にもあこがれます。
しばらくは、子どもが十分に成長するまで、ゆっくりと温めておきます!
知識のアウトプット
マネーフォワードで開業の学校を受けてきました。
2025年5月23日、マネーフォワード本社で開催された「事務所開業の学校 経営ビジョン実現編」に参加しました。

登壇は『お金のブロックパズル』で知られる和仁達也先生。経営ビジョンの設計と実現に向けた考え方、そして「シンプルな会計」の力をテーマにしたセミナーでした。
特に印象的だったのは、“数字が苦手な経営者にも、視覚的に経営の全体像を伝えられるツール”としての「お金のブロックパズル」の活用法。
決算書がただの数字の羅列にしか見えないという経営者の悩みに、視覚化で応えるこの方法は、税理士としての価値をわかりやすく伝える上で非常に親和性が高いと感じました。
私自身、数字の説明に悩む場面もありますが、こうしたツールを活用することで、感覚的に物事を捉える方にも納得してもらえる場面が増えるはずです。
数字の“量”ではなく“構造”を伝える。
これこそ、今の時代に求められる支援スタイルかもしれません。講義後、早速、実務にどう活かせるかを考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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